あらすじ:I'm home.
ボケた宗教家どもが紛争地帯にのこのこ慈善事業しに行って案の定拉致されたからランボーが助けに行く、の巻。
これまで、軍上層部や社会への報復目的で暴力を振るいまくるも、一向に“俺の戦争”が終わらなかったランボー。“俺の戦争”とは即ち内的葛藤であり、乗り越えるためには自立が必要。
そこで前作、トラウトマン決死の囮作戦(笑)で諭されたランボーは、天職(=殺人)に心血注ぐことで人助けすることを決意。悪人を殺して人に喜んでもらえるなら、こんなに幸せなことはないと実感。
たとえ守護対象が、自業自得の後始末を他人に乞うブタであろうとも、正義執行人(64)の人助けに手抜き無し。上腕は膨隆し、大腿は躍動し、短刀は臓腑をえぐり、やじりは脳天をぶち抜き、手作り爆弾はきのこ雲を上げ、ミャンマー兵をぶっ殺してぶっ殺してぶっ殺し尽くします。
しかし戦闘後、助けてやった宗教家が抱擁し合う一方で、助けたランボーを抱き止める者はいない。このとてつもない寂しさ。今までの彼なら、わめき散らしたりふて腐れたりしていた局面です。
でもランボー、グッ…と堪えて「これでいいんだ」と連中に語りかける。あれだけ見返りを求めていた男は、無償の愛(=殺人)を行使せねば得られない、真の見返りを得たのです。そしてようやく決断します、「家に帰ろう」と。
ズタズタながら胸を張って、長い長い帰路を歩みきった漢は、ようやく己と終戦協定を締結。その後ろ姿が見えなくなるまで、どこまでも続く平和に、漢なら感涙を禁じ得ないはず。
お疲れ様でしたランボー。
おやすみなさいランボー。
次回予告
第二次ランボー内戦勃発!漢は黙ってStay Home!!