彼は来たる。
必要とされている時にその場所へ。
彼は怒(いか)る。
目の前でただ失われてゆく命のために。
第4作は、現実に行われている愚かな所業を真っ向から描くハードな仕上がり。長い沈黙を破って公開されたのには意味がある。
過激な描写はきっと実際の恐ろしさを衝撃を我々に伝えるため。
ああ、ジョン・ランボーが本当にいてくれたら…。
…そのランボーに敬意を払わず、忠告を無視して死地に踏み入る自称ボランティアはその代償を払うべき。
ボランティアの存在がノイズになり過ぎて、ランボーシリーズの良さがかき消されてしまったような気がする。
が、完結編につづくラストシーンは目に焼き付けるべき作品。