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殺人者たちのSEULLECINEMAのレビュー・感想・評価

殺人者たち(1964年製作の映画)
4.5
フィルム全体に溢れる端正な緊張感と非情さがたまらない。そして毎度のことながら、殺すまでの過程をジワジワと描く一方で殺すシーンが呆気なく、説明なく次のショットへ切り替わることも多いため、ショットの連鎖に独特の疾走感が漲っている。そして何より、ラストショットは映画史上1番かっこいいと言っても過言ではないと思う。このラストショットのためだけでも観る価値が十分にある作品だと思う。
個人的にはロナルド・レーガンとジョン・カサヴェテスを俳優として観たのがはじめてだったので、そこも楽しめた。あとはファム・ファタールたるシーラのわかりやすいクソ女感がB級映画感満載でおもしろい。
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