エーコ

殺人者たちのエーコのネタバレレビュー・内容・結末

殺人者たち(1964年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

殺し屋二人を狂言回しにした強盗ものという感があり、リー・マーヴィンのパートはともかく回想パート、特にいちいちラブロマンスをやるのが怠い(上映時間80分台ならやってないはず)。鏡は相変わらず切り返しをしないための経済的な使われ方をしている。殺された人間を取り囲むような群衆が二回ある。女を殴る容赦のない暴力も二回。血の滴る革靴だけ見せてリー・マーヴィンの追跡を語る場面はかっこよかった。最後はケースをぶちまけながら死ぬマーヴィンを捉えた空撮。クルー・ギャラガーは今ならライアン・ゴズリングかな。誰もが利己的に振る舞うハメット的な話であった。
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