このレビューはネタバレを含みます
初見。
やっと観れた。
奴(ジョン・カサヴェテス)は何故死を受け入れていたのか、何故死際にあんなにも冷静でいられたのか、、、という一風変わった動機に導かれた殺し屋(リー・マーヴィン)が、その理由を遡るという構造。推理ではなく脅迫と暴力により真相を究明していく。荒っぽいけどまるで探偵映画。
もうオープニングからして痺れる。時代のファッションや風俗にやられる。マーヴィンの相棒(クルー・ギャラガー)の軽薄さもとても良い。
(柴田恭兵のとっぽさは今作のクルー・ギャラガーを手本にしてると思うんだ)
あとレーガンっぽいなと思ってたらレーガンだった。役者って知ってたけど作品観たの初めて。
リボルバーにサプレッサをつけるシリンダーギャップ問題は置いといて(消音効果のある回転式もあるにはあるんだが)、そもそもこんな堂々と人を殺す奴等にサプレッサが必要なのか、ということの方が問題だと思うんだけども。まあそこは良いよ。だってカッコ良いもの。
これ以上の足算も引算も不要。完璧。