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極道の妻たち IIのbluetokyoのレビュー・感想・評価

極道の妻たち II(1987年製作の映画)
2.2
マジか、とびっくりするぐらいつまらない。見れないことはないけどね。たとえば、エロシーンが出てきても、サービスエロシーンなので、少しもエロくない。ようはカネと手間をかけずに話題作りをしようとしただけのエロシーンだ。こんなことをしていて面白くなるわけがない。このシリーズは、もうこれ以上見ても時間とカネのムダだ。

簡単にあらすじ。
主人公は、重宗組の組長の妻、重宗遊紀。組長の方はフラフラしていてやる気がないので、遊紀が組を仕切っている。

ある日、重宗組の縄張りのアパートが重機で壊された。壊したのは新空港都市開発という、いかにも怪しい土建会社だが、河東組のフロント企業だとわかった。だが、重宗組は弱体化しているので、手が出せないでいた。

河東組の挑発に手も足も出ないでいるところ、神戸の磐城組から傘下に入れば、なんとかしたる、と言われた。

実は、河東組のバックにいるのは、磐城組だったのだ。

遊紀は、磐城組に対抗するには、カネが必要や、ということで、伝手を頼って、徳島の姉御のところへ。
徳島の賭場で稼ごうというわけだ。
そこで、ひょんなことから、ムショから出てきたばかりの木本燎二というヤクザものと知りあう。
木本燎二は、磐城組にいたが、問題を起こして破門されたのだ。

遊紀は、重宗組に戻ると、組長が倒れて、病院に入院してしまった。余命いくばくもないということだった。

一方、木本燎二は、ムショに入る前に付き合っていた、榎木麻美のところへ行くと、女の子がいた。燎二の子どもだという。

ということで、木本燎二は、働き始めた。ところが、磐城組の手下が来て、街から出て行けと言い、嫌がらせをするのだった。

磐城組組長が、さらにそのバックの萬代組五代目組長となったので、その襲名式を済州島で行うことになった。

遊紀と燎二は、襲名式の賭場に乗り込んで、大金をせしめた。

木本燎二は、榎木麻美のところへ行き、カネを渡したが、そのとき、磐城組の手下が襲ってきて、木本燎二は射殺され、麻美は、車で撥ねられて殺された。

遊紀は、萬代組の本部に行き、全財産をテーブルに置き、重宗組をなめたらいかんぜよ、と啖呵を切るのだった。

結局、それらしいシーンは、賭場しかないんだよな。だらだらカネをかけずにちらりヌードで客を引き付けているだけだ。

緋牡丹シリーズの方がはるかにまともだ。
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