GaPTooth

スパイ戦線のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

スパイ戦線(1958年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

原題:CARVE HER NAME WITH PRIDE

この物語は実話に基づいている。
始まりは1940年7月のロンドン。

ヴィオレットの父親は英国人だが、母親はフランス人だからフランス語がペラペラ。
フランスの革命記念の祝いの夕食にフランス兵のエティエン・サボ中尉を招待する。

ヴィオレットとサボはデートを重ねて愛を育むが、何故かウィニーが付いてくる。

ヴィオレットの家でサボはプロポーズ。
出会って3日で結婚した2人の愛は燃え上がる🔥

2日後に出征することが決まっているサボがヴィオレットへの愛を詩に託す。この詩が後々ヴィオレットを支えることになる。

サボとヴィオレットに女の子が生まれタニアと名付ける。
タニアの2才の誕生日。皆が集まり祝っている最中に、戦地にいたサボの戦死を伝える電報が届く。

失意のヴィオレットに英国諜報部が近づく。フランス語が堪能なヴィオレットに諜報部員になるよう促す。

で、厳しい訓練を受け、任務に従事し、1度は帰国。
最期となる任務の途上でナチスに追われる羽目となり走るうちに足を負傷。覚悟を決めたヴィオレットはジャックの援護をしつつ応戦。ジャックが逃げきったのを確認したところで弾切れ。ナチスに捕まっちゃう(*T^T)

フレンヌ刑務所で、拷問が待っていた。
口を割ることのないヴィオレット。

監房で2人の仲間と再会する。
列車で移送される途上、攻撃を受けて"逃げる最後のチャンス"が訪れる。が、逃げるより仲間に水を与えることを優先したために再び捕縛されたが、トニーと再会できたのは良かった。
仲間たちと強制収容所に送られたヴィオレット。

『総統の命令により、英国諜報員のデニス・ブロック、リリアン・ロルフ、ヴィオレット・サボを銃殺刑に処す』

トニーとの「2度と離れない」との約束はヴィオレットを支えたろうか。
タニアの笑顔だろうか。
いや、サボの"詩"だろうな。

1947年1月28日
英国王はタニアに勲章を授与。
「勇敢な母親を生涯、誇りに思いなさい」

『ママの勲章なの』

『エティエン・サボがヴィオレットに贈った詩』
  THE END

任務に従事している時との表情と、娘タニアとの再会を何よりも喜ぶ表情との落差が印象的。
役者陣が皆、上手い(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

コレね。実話ベースっていうのが辛い。
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