ウィリアム・フォークナーの原作をダグラス・サークが映画化。
第一次大戦で英雄となり、戦後は飛行機に取り憑かれて危険なエアレースでわずかなお金を稼ぐ男ロジャー、彼を愛してしまった妻のラヴァーン。そし…
「いやぁ、映画ってほんとにいいもんですね」
という台詞を思わず言いたくなる。こんな映画、大好き。
ニコラス・レイ、そしてファスビンダーへと確かに繋がる男性的メロドラマが、そしてハワード・ホークスを感…
異性間で思いが通じ合ったかと必ず非対称な繋ぎで亀裂を暗示し、それは必ず後の展開で回収される。表面上はメロドラマを展開しながら、その根底に断絶や孤独を描く(そもそもサークやミネリのメロドラマがそういう…
>>続きを読むみんなどうかしている!
飛行機のシーンすごい。誰もが何かに取り憑かれている。皆何にも縛られずに飛べたらいいけど、人が人として構造をもって存在する以上そうはいかず、なんとか飛べるとすれば身の回りの世話…
これまた傑作。おっそろしい話。死に取り憑かれた男をめぐる四角関係。飛行機レース自体のスペクタクル以上に物語の構造そのものに興奮させられる。役者は勿論皆いいが、特に素晴らしいのはロバート・スタック。…
>>続きを読むダグラス・サーク監督、ロック・ハドソン主演のこれまたメロドラマ。というよりも、空を飛ぶことに命を賭けた男と新聞記者、それを取り巻く人々との複雑な人間関係を描いたヒューマンドラマです。
この時代、カ…
10年以上前に見て、ドロシーマローンがパラシュートで落ちてくるのだけ妙に鮮明に覚えていた!こんなに悲しい話だったなんて。皆が皆悲しい。戦争後遺症で死に取り憑かれたロバートスタックが悲しい。じっと見つ…
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