さくらえび

翼に賭ける命のさくらえびのレビュー・感想・評価

翼に賭ける命(1957年製作の映画)
4.3
ダグラス・サーク。メロドラマの巨匠と呼ばれてるんですって。
飛行機に魅せられ死の影と戯れる戦争の英雄ロジャー(ロバート・スタック)、彼を愛し報われない気持ちを抱き続けるラヴァーン(ドロシー・マローン)、自分の信念を持ちロジャーとラヴァーンの曲芸飛行を取材するバーク(ロック・ハドソン)。三角関係の恋模様。
いかにもメロドラマらしい展開を駆使しながら、一人一人の信念と犠牲が描き出される。

興奮を覚えるシーンの数々が素晴らしい。特にドロシー・マローンが飛行機の翼の上に立ってパラシュートで飛び降りるシーンは明らかに合成なのにドキドキするし、ロック・ハドソンが新聞社で同僚相手に演説かますシーンでは涙腺が緩んだ。

銀幕のスター達の魅力満載。台詞もカッコ良い。
粋な作品でした。