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ファクトリー・ガールのmjnkのレビュー・感想・評価

ファクトリー・ガール(2006年製作の映画)
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昔観た映画。アンディ・ウォーホルのミューズ、イーディ・セジウィックを主人公に「ファクトリー」の華やかさとイーディの儚い半生を描いた映画。
イーディはシエナ・ミラー、ウォーホルはガイ・ピアースが演じています。ボブ・ディランの名は出てきませんが相当する人物が出てきます(ディランの抗議により役名が変わったらしいです)。

色んな映画に出てくるウォーホルを観ると大体「パーティにいる変人」だと思うんですが、こんなに悪役に描かれるのは珍しい気がします。

イーディについては、シエナ・ミラーが可愛く演じています。ただ、主題であるイーディの脆さとか儚さについて、何故かそこに強い印象が持てない。ありきたりな感じがしてしまったせいかも。

そもそもウォーホルに思い入れがあり過ぎるのかもしれません。中学生の頃に観た、ポップアートの隅に展示された「電気椅子」や「ウォーホル日記」を読んだ時の印象が強過ぎるのかも。
悪役に描かれるのはいいのですが(陰気でケチでマザコン、自信がなく、うじうじといつも誰かに嫉妬しているイメージなので)、何かがしっくりきません。
実際どうだったのかは分かりませんが。

ウォーホル関連の映画なら、『バスキア』の方が好きです。
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