ぴあ高校生だった

スウィング・キッズのぴあ高校生だったのレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(1993年製作の映画)
3.8
 第二次世界大戦中のドイツの姿を知りたい、という趣味で観だした一連の映画の中でも、より最初期のころの映画です。

 その頃までは「Combat!」のように、強いアメリカ軍と悪者の弱いドイツ軍というごく簡単な、今ほどビビットなドイツの描き方をしていない作品が殆どでした。より具体的で、できれば多様な人間の感情が描かれる作品に飢えていた若いころに観ました。
 ある意味哀しい映画です。
 題材になった実在のスウィングボーイとは、必ずしも政治的な団体ではなく、若く自由に遊びたいという少年たちだったようですが。