村上春樹ってすごいんだと思う。ずっとぼんやり切ない気持ちが続いているから。
朗読劇のような、2人芝居のような、不思議な映画。あえて、わざと奥行を出していないのかと思うような「家」。Wikipedi…
抑えた色調が、何とも言えない孤独感や虚無感を感じさせる。作品の中に漂う空気感がもう村上春樹の世界という気がする。ずっと語りが村上春樹さん独特の文体で話しているので、余計にそう思うのかも。今までにノル…
>>続きを読む洋服を買いまくる妻とその夫の孤独にまつわる、極めて文学的な作品。
オープニングからもう坂本龍一のピアノが静かに際立つ。そして絶世期といっても過言ではないレベルの美を放つ宮沢りえ。
「洋服って自分…
何度観ても美しくて恐ろしいほど孤独。主人公が抱く空虚を、静謐な映像と演技 そして言葉で強烈に語ってくる。
イッセー尾形の身体から滲み出る悲しみと、宮沢りえの虚像のような佇まいがマッチして一秒たりとも…