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トニー滝谷のarinのレビュー・感想・評価

トニー滝谷(2004年製作の映画)
4.0
不思議な感覚の映画だった。
孤独と感傷にあふれている。
それが悪くなく思われるのは、見ている我々も孤独で感傷的な人間だからである。
村上春樹の小説の特徴をなぞらえたかのように、無時代的・都会的な雰囲気な感触がある。
登場人物の感情も極めて抑制されている。
それだけに、感情が発露するシーンは物語のキーとなる。
たくさんの服が登場し、その数々をまとった宮沢りえはとっても華やか。
意味はわからなくても、感覚に来る。
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