PACODES

トニー滝谷のPACODESのレビュー・感想・評価

トニー滝谷(2004年製作の映画)
4.2
人は、はなから一人だと孤独に陥ることはないけど、愛しい存在が生まれると、孤独を知ることになる。
だから、愛しいものを持ちたくはない。
孤独の暗闇がとても怖いからだ。
大好きができると、別れが痛いくらい悲しくなるから、大好きが怖いんだ。
と、常々思っていたから、
この映画は
がーーんと、なった。

トニー滝谷は、どうしょうもなく、せつなく悲しいって思う。
ロボットみたいだったトニーが、血が通う人間みたいにうれしそうになった時から、せつなさが見え隠れしていた。

人間の残酷な宿命だ。
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