まずはこの映画の色調が大好きです。
中間色のやわらかさに癒やしすら感じます。
そして次に、部屋の中なのに風が通る心地良さ、
窓からの美しすぎて儚さまで感じる景色、
穏やかなBGM、
どれも最高すぎ。
足元を映している買い物シーンも好きです。
と思っていると、ほかのものでは埋めることのできない大きくて深い悲しみや喪失感が襲ってきます。
その悲しみや喪失感は乗り越えたり戦ったりする存在ではなく、
共にあり寄り添ってくれるもの、
必要に応じて、少しずつ顔を出す回数を加減したり、
近づいたり離れたり…、
そんな存在に感じました。