てぃだ

トニー滝谷のてぃだのレビュー・感想・評価

トニー滝谷(2004年製作の映画)
2.9
村上春樹の短編を映画化。原作短編なんだし15分ぐらいにできたんじゃないかなと笑。やっぱり人が死ぬことの喪失感がベースな感じの村上春樹ワールド。買い物というのはつくづく「呪い」だなと思う。人が死ぬと物が残る。その物が所有者の記憶を呼び戻すこともあるけれど物はいつまでも置いておくわけにもいかず結局何らかの形で処分せざるを得なくて、だけどその物を処分するということはいったん死んだ人間をもう一度殺す行為のようで。もはや「呪い」と言わずなんと言おうか。ナレーションの声があんまり好みじゃなくてしょっぱなからなかなか入り込めないなぁと思って後で見たら声が西島秀俊で「自分ぶれないなぁ」と笑った
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