Kin

サスペリアのKinのネタバレレビュー・内容・結末

サスペリア(1977年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

初鑑賞はロードショー公開時の日比谷映画。『決して一人では観ないでください。』のキャッチコピーにバレリーナの様に踊らされて鑑賞。なんだか新しい感覚のホラーという印象だったけど心に響かなかった。
当時すでにテパルマに出会い、『キャリー』に魅入られてたのでちょっと排他的にもなってたと思う。😏

最近勝手にひとり魔女っ娘ブームなので久々に何度目かの鑑賞。

冒頭の飛行場、到着の主人公が雨のなか空港の出口から出るところまでが不吉で緊張感溢れてて一番好き。

監督のアルジェントはオカルトとか魔女とかにあんまり興味なくジャーロをやりたいだけな映画なんたよね。きっと。
青いアイリスとかの謎解きの言葉や、殺人の殺され方とか殺し方は嬉々としててこれ見よがしで素敵💕。
だけどラストに出てくる魔女の姿の手抜き加減にびっくり。その後に続く『インフェルノ』のラストの爆笑手抜き魔女、最新のサスペリアテルザの日本人魔女と片パイ露出魔女等々魔女の表現に全くの愛情がありません。
この映画は特にきっと元彼女だったか元奥様だった自称魔女の女優ダリア・ニコロデイに無理くり作らされたんでしょうか。恐るべし魔女…
最近の魔女っ娘映画『ウィッチ』も観たけど、ラストは微笑みで終わるのがお約束ですね…
今回の鑑賞で以前より好きになれました。
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