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サスペリアのordinalのネタバレレビュー・内容・結末

サスペリア(1977年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

お洒落な室内装飾とバレエという優雅な美しいテーマに敢えて反するように惨くて気持ち悪くて恐ろしい場面が多かった。赤や緑、黄や青などの鮮やかな光の演出と音楽で終始緊張感が途切れなかった。たまに入る上から見下ろすようなカメラの視点が意味深だった。

結局、学校の運営側は全て魔女の分身でした!という感じで終わってしまったが、主人公との間に何か起きそうだった青年や目つきの悪い甥っ子、先生、盲目のピアニスト等の登場人物のキャラクター性を活かしたストーリー展開があっても良かったのではないか。画面構成や色彩と光の演出、残虐な場面など中身が濃かったため終わり方が少し陳腐に感じてしまった。

終盤、少女が集会に向かう場面で料理人が「誰だ?」と言う台詞が空耳で日本語の「誰だ?」に聞こえてリピートしてしまった。
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