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サスペリアのshihoのレビュー・感想・評価

サスペリア(1977年製作の映画)
3.9
キェ〜〜〜ギャーーーー!!!
ドンガラドンガラジャガジャガジャガジャガ
グァッシャーーーーン!!

ってな感じの狂気のBGMが終始うるさいカルト色の強いホラー映画でした(笑)

「決して一人では見ないで下さい…」の注意文は本作が極めて怖いからじゃなくて、

①一人では観るには異常なお祭り騒ぎ状態のフルスロットルな色合い・演出・音に参ってしまうから。

②一緒に突っ込む相手がいないとキツいから。

だったんですね(笑)!

とは言えバレエ学校の女の子達が殺されるシーンは執拗に刺す描写が残虐なので、子供(小学生以下)には観せない方が良いでしょう。

冒頭の主人公が空港から出るシーンくらいまでは名作の香りがしましたが、
その後は突っ込みどころがあり過ぎて疲れました(笑)
待ってね、とりあえずなんで建物の壁赤くするの?なんで照明も赤いの?
気持ち悪いじゃん!!
美術もメチャメチャ趣味悪いよ?
生徒たちなんとも思わないの?(笑)

それと優秀なバレエ学校のはずなのに先生も生徒さん達も誰一人まじめにバレエやってるようには見えないのな(笑)
体型も髪型も(笑)
いくら古い映画だと言ってもバレエ教室と言えば鏡張りに棒がある部屋じゃないの??
錆びれたピアノの音楽でレオタード着せて舞わせておけばいいや!みたいな雑さすごい(笑)!
男子生徒の胸毛!脇毛!ハイハイ!(剃れや!)

私が一番怖かったのは主人公が一人残された校内の厨房で、双子みたいなおばはんがでかい声で話しながら(笑いながら)肉を叩いてるのを見つけるシーン。
それ、あんたら会話成立してるの?って感じだったし恐ろしい世界を覗き見ている気分になってメチャメチャ怖かったな。

あと刺殺シーンのひょいって出てくる黒い手が怖かった。

もう少し女性的でミステリーちっくな芸術味を期待していたので、意外に殺人者は太い男の手っぽくて恐怖は暴力的で理不尽で男性的な印象を受けた。
死体が発見されるのかと思ってたから殺害生放送なのもそっかぁ〜って感じで、私の期待していたものよりは下品だった。
けどその下品さ、キモさ、無骨さがまた恐怖を煽っていたのでこれはこれでいいと思います。

過剰な演出は好みじゃないのであんまりだったけど、最後の方のシーンは面白く突っ込みながらもスカッと終われました☆
ツッコミどころはともあれ印象的なシーンがすごく頭に残ります。
映画好きは観ておくべき作品だと思います♩

主人公がかわいかった(*´ч`*)♡

考察とか色々これからネットの海を泳いで回ろうと思います(笑)
リメイク版のレビューも今までサラッとしか読んでなかったのですが、なんとも凄そうなので観るの楽しみです。

同監督の評価の高い「君の名前で僕を呼んで」が退屈で途中リタイアしてしまった私としては心配なところではあるんですが…。予告見たら期待出来そう?


☆ネタバレはコメ欄に٩(ˊᗜˋ*)و♪
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