なやら

白い崖のなやらのネタバレレビュー・内容・結末

白い崖(1960年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

小悪党・木村功のピカレスク。大富豪の家に入り込んで3人の女たちを籠絡していく、という筋書きで「死の接吻」っぽい。
セリフでも言及されるが、女と相対する時の木村功のまなざし+ニヤケ面が卑しくて最高である。会社人モード時のキリリ面との対比がすばらしい。
崖での事故偽装シーン(第1の殺人)がとても良い一方、ラスト前の別荘〜誤殺シーン(第2の殺人)はいくらなんでもどうなのか笑

場面の心境に合わせて、木村功のモノローグが小声になったり震えたりするのが良い。木村のノミの心臓ぶりをよく表していた!

あと、有馬稲子の役柄がカンペキである。
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