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冒険者たちのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

冒険者たち(1967年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ワクワクドキドキの宝探しストーリーかと思いきや、後半にかけて悲しい展開が多く、前半とのギャップを感じながらも返って心に残るラストでした。
三人の男女が夢が敗れたにも関わらず宝探しを決めた後の楽しそうな姿に観ているこちらまで心が踊り、海上での気ままな暮らしも楽しそうで混ざりたくなりました!
実際宝を見つけた瞬間や分け合う姿もワクワクし、分けた後に3人分は一緒に仕舞うのが友情を感じて素敵でした。
ただそんな幸せ絶頂の中奇襲によりレティシアが流れ弾で死んでしまい、楽しかった冒険が一変して絶望のどん底に落ち、元パイロットの男が黙って流されていくのも切なかったです。
亡くなったレティシアの分の財宝を懐にしまわずに、遺族の元に届ける二人の優しさに感動し、しかしラストの敵襲で親友までも失い呆然と立ち尽くすローランの姿には胸が痛みました。
結局ローラン以外の三人は亡くなってしまったけれど、最後の親友同士の会話でさらに友情を感じて心に残る作品でした!
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