僕は好きだな。
『自転車泥棒』『ウンベルトD』に比べて、ネオレアリズモ作品としては混沌・混迷しているという批評も聞くけど、わかりやすく、楽しく、ハッピーな作品。
ファンタジー調の裏に社会への批判提…
老女に拾われた孤児のトト(フランチェスコ・ゴリザーノ)は成長し、ホームレスの仲間たちと廃品で町を作るが、その土地に石油が湧き地主による立ち退きが始まる。トトは亡き老女から不思議な鳩を授かり、人々の願…
>>続きを読むMILACOLO A MILANO 1951年 96分。畑に捨てられていた赤ん坊トトは婆さんに育てられ 婆さん亡き後は孤児院を経て青年(フランチェスコ・ゴリザーノ)となる。やがて貧民達の居住地に流…
>>続きを読むヴィットリオ・デ・シーカ監督作。第4回カンヌ国際映画祭グランプリ。畑に捨てられていた赤ちゃんをその土地のおばあちゃんが拾い育てる。おばあちゃん亡き後孤児院に入れられた少年は成長し、やがて青年となって…
>>続きを読む🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-115 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※
🖋あの『自転車泥棒』を監督したイタリアン・ネオリアリズモの巨匠ヴィットリオ・デ…
貧困を残酷に追い込み、冷徹に突き放してきたデ・シーカ監督が、まずはこんなにも多幸感を味わえる夢の寓話を撮っていた事に驚く。幸福に包まれた夢が、困窮に貧する人々の見る夢、希望なのだと解釈すれば、この作…
>>続きを読む貧しい人々が直面する、救いようのない現実を冷徹な視点をもって描いてきたデ・シーカが、この作品では思いっきりファンタジーに傾倒している。
自らもジャンルとしての確立に携わってきたネオレアリズモ作品に対…
キャベツ畑で拾われた赤ん坊の数奇な運命を描いた話。
『わらしべ長者』のような展開から、終盤はSFファンタジーに昇華。
時代背景にも依るのだろうが、1つ1つのエピソードに独創性が感じられて、195…