素晴らしいネオリアリズモの傑作ではあるけど、後にフェリーニ、パゾリーニ、そしてガローネなんかに引き継がれていくイタリア式ファンタジーの原点をここに見た気がしている。
ネオリアリズモの特徴として、現…
【ヴィットリオ・デ・シーカの画作りが凄すぎた件】
最近は出勤の際にMUBIで映画をダウンロードして観るのが日課となっている。MUBIではヴィットリオ・デ・シーカ特集が組まれているので試しに『ミラノの…
このレビューはネタバレを含みます
・前半1時間の無駄のなさ、主人公の人生を数分間で巧みに描き、孤児院育ちのポジティブな主人公を人生経験の長いホームレスたちと上手く対比されている
・派手ではない人間の良さや悪さが随所に現れていて、観客…
浮浪者の楽園、ネオレアリズモの美しき変奏。
資本主義との対立も鳩の力で神話的に処理され、溢れ出る石油を囲んで踊り石像を美しい女性へ変えてしまうファンタジー。
ここでは身体障害も肌の色も関係なく男は…
なんか、なんでこんなにも
最近、古い映画にハマってるのかなぁって考えてみたんだけど。
なんだか、スキがあるんだよなぁ。
こちら側に一任してくれるところがあると言うか
信頼されていると言うか。
みな…
僕は好きだな。
『自転車泥棒』『ウンベルトD』に比べて、ネオレアリズモ作品としては混沌・混迷しているという批評も聞くけど、わかりやすく、楽しく、ハッピーな作品。
ファンタジー調の裏に社会への批判提…
キャベツ畑で拾われた赤ん坊の数奇な運命を描いた話。
『わらしべ長者』のような展開から、終盤はSFファンタジーに昇華。
時代背景にも依るのだろうが、1つ1つのエピソードに独創性が感じられて、195…
畑の捨て子で老婆に拾われるも、育ての母としての老婆は死去、孤児院を出て仕事はなくホームレスの住まう集落へ。救われないハードな人生ではあるが、曇りのないポジティブさと、憐みと施しの精神で、ホームレスを…
>>続きを読む兵隊が登場してからが面白い
更地に黒い兵隊達を配置した構図が良い
ケルテスみたいな俯瞰のカットがあった
デシーカの、物語の中心から少し外れた人たちの描き方がすきだ
キャンプの豊かさがしっかりと伝わ…