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ミラノの奇蹟のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

ミラノの奇蹟(1951年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

キャベツ畑で拾われた純粋無垢な男が、ミラノのスラム街の住民立退きの矢面に立つ社会派の寓話。ヴィットリオ・デシーカのカンヌ映画祭最高賞受賞作。

『どですかでん』『トトザヒーロー』など、様々の映画人や作品に影響を与えた名作で、貧乏長屋の社会派的な物語がフィーチャーされやすいのですが、
間一髪の飛び込み自殺、天使、動きだす立像、空飛ぶ箒などの合成技術の多様(1951年の映画なのでクオリティはさておき)に、デシーカ監督らしい映画のだいご味、ケレンが垣間見える愛らしい一篇です。
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