てつじ

ミラノの奇蹟のてつじのレビュー・感想・評価

ミラノの奇蹟(1951年製作の映画)
3.5
貧困を残酷に追い込み、冷徹に突き放してきたデ・シーカ監督が、まずはこんなにも多幸感を味わえる夢の寓話を撮っていた事に驚く。幸福に包まれた夢が、困窮に貧する人々の見る夢、希望なのだと解釈すれば、この作品もネオ・リアリズモの流れの中の名作なのだと思う。
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