検非違使

ミラノの奇蹟の検非違使のレビュー・感想・評価

ミラノの奇蹟(1951年製作の映画)
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カンヌ映画祭パルムドール受賞。
1951年頃のミラノはこんな殺伐とした雰囲気か。
自転車泥棒の世界を思い出す。
貧しすぎて、左派側にも行くリスクがあったということか。

<あらすじ>
捨て子だったトトは、老婦人のロロッタに拾われ可愛がられる。だが、ロロッタの死により養護施設に入る。
月日が経ち、立派な青年となったトトは、自分の鞄を盗んだ男に同情して鞄を渡し、代わりに一晩泊めてもらうことになる。その男が住むのはどこかの私有地の一角のみすぼらしい工作物。しかし、大風で一帯の同じような「家」が壊れたことから、仲間と共同で大規模な整備を行い、同様に貧しい人々に住まわせる。
ある日、地主が新しい買い手とともにやって来る。いったんは地主たちを追い払った住民たち。その後その土地で石油が湧き上がると、とあるいさかいで仲間外れがちになっていた男がこっそり地主にそのことを告げにいく。主人公は、老婦人の亡霊に貰った魔法の羽でどんな願いでも叶える力を得ており、地主たちの明け渡しに対抗する。
検非違使

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