しゅう

ミラノの奇蹟のしゅうのレビュー・感想・評価

ミラノの奇蹟(1951年製作の映画)
3.9
デ・シーカ監督は「自転車泥棒」「終着駅」などの陰気な作品のイメージが強く好みではなかったが、今作はかなり陽気でファンタスティックな作りなのに驚いた。

善意の塊みたいな主人公トトを中心に貧乏ながら明るく逞しく生きていく人達を描いていて大変好もしい。
貧民街の朝の描写など素晴らしく、足踏みをして暖を取る人達が太陽の光を求めて右往左往するシークエンスなど絶品と言える。
街の真ん中にあるドアも印象的でした。
しゅう

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