素晴らしいネオリアリズモの傑作ではあるけど、後にフェリーニ、パゾリーニ、そしてガローネなんかに引き継がれていくイタリア式ファンタジーの原点をここに見た気がしている。
ネオリアリズモの特徴として、現…
【ヴィットリオ・デ・シーカの画作りが凄すぎた件】
最近は出勤の際にMUBIで映画をダウンロードして観るのが日課となっている。MUBIではヴィットリオ・デ・シーカ特集が組まれているので試しに『ミラノの…
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キャベツ畑から生まれた赤ん坊が成長し、ミラノの貧民たちを明るくさせながら奇跡を起こしていく。
超寓話的な話。
あちらの言い伝えで赤ちゃんはキャベツ畑からくる、というのがあるので多分実子、しかもその…
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うん。奇蹟が起きたね👍️
〈前半〉
キャベツ畑で泣いていた男の赤ちゃん。
婆ちゃんに拾われて育てられた少年期。
婆ちゃんが天国に召され孤児院へ。
青年期を迎えて孤児院を出る。
鞄を盗まれる。
盗…
伊太利屋バラックキャンプ村。
【あんたのように背が高ければば】
【1リラで日没をどうぞ】
風船おじいさんに湿度マン。
白旗からの白鳩。
誰かのしやわせの裏には誰かに迷惑がw
いつも心をニコニコ…
カンヌでグランプリを得たデ・シーカの風刺の効いたファンタジー。
孤児として育ち清らかな心を持った青年が貧民街で暮らし始め、その善良さで奇跡を呼び寄せる物語です。
後の作品を観ればデ・シーカがユーモア…
デ・シーカ監督が「自転車泥棒」(1948)と「ウンベルトD」(1952)の間に撮ったネオリアリズモのおとぎ話。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。ラストシーンが「E.T.」(1982)に引用されてい…
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・前半1時間の無駄のなさ、主人公の人生を数分間で巧みに描き、孤児院育ちのポジティブな主人公を人生経験の長いホームレスたちと上手く対比されている
・派手ではない人間の良さや悪さが随所に現れていて、観客…