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宇宙へ。挑戦者たちの栄光と挫折のTSのレビュー・感想・評価

3.6
ssさんがレビューをしてはったので気になりレンタル(*^_^*)
宇宙へ と書いて「そらへ」と読むようです。実際、宇宙でそらと公式に読めるようです。
そらの概念がどこまでかは定かではありませんが、自分が見上げた世界を全て「そら」とするなら何とも素敵なことです。

今作はNASAの50年の歴史を追ったドキュメンタリー映画です。ドキュメンタリーというのを踏まえて見ていただければと思います。

月に最初に降りたったとされるアポロ11号の船長ニーム・アームストロングをはじめ、様々な宇宙飛行士の旅立ちを映します。

しかし、現実は厳しいものであり、それこそロケットを打ち上げても5分の1は失敗、爆破というものでした。
命の保証なんてどこにもない。下手をすると、例のピストルのロシアンルーレットの方が生存率が高いかもしれないというくらいです。

僕はこんなの到底出来ないですね。今でこそ、生存率は上昇していますが、もちろんゼロとは言えない。しかし、それでも挑戦する人がいるのも事実。

これはもう、宇宙に夢、希望を抱いているからという理由に他ならないでしょう。未知への関心が、それを可能にするわけです。それは過去の探検家とも共通する要素でしょうね。。

実際の映像では、乗組員を乗せたまま爆破する映像が多々あります。その時の、外部の人の顔は間違いなく本物であり、その辛さが如実に伝わってきます。

しかし、彼らを犠牲にしてでも、彼らの代わりにさらなる未知を求めていく。それがNASAの、人類の使命なのではと思わされたりもします。

それにしても、これほど毎回爆破をしていたら、機械的なものも人命も、極めて粗末にしているようにも思えてしまう。莫大な予算をかけロケットをつくり、死ぬ確率が非常に高いのに人の命を宇宙へ送るということに、意味はあるのか?宇宙のことなんて、知らなくても生きていけるのではないか?

そういう懐疑心にNASAをはじめとした宇宙関連の人は何度も悩まされたでしょう。

未知への知という興味がそれを成せるのであり、実学的かというと疑問。それこそ、隕石衝突を回避するためであれば、地球防衛ということで、宇宙開発、研究は極めて意義がありますが、、、

宇宙開発はまだまだ発展段階です。今でこそ、民間人、詩人や教師が宇宙にいける時代になってきましたが、近未来では宇宙旅行なんてものが、レジャーの一環になってるかもしれませんね。。

映像は、残念ながら昔のものが多いので、映像美に関しては満足できないかと。ただし、貴重な映像は多いので、そこは有意義かなと感じました(*^_^*)
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