ずっと存在は知ってたけど観てなかった映画。最近ラジオで「デブラ・ウィンガーを探して」という映画の話を聞いてデブラ・ウィンガー出演作品観たいな〜と思って観ました。
デブラ・ウィンガーって何で観たんだろうって調べてみたけど「夜霧のマンハッタン」しか思い当たる作品がなくて、それだけしか見てないのにこんなに印象深い俳優さんなんだなってつくづく思いました。
今作は思ってたのとは違う作品でした。別に悪い意味ではなくここまで軍隊ものとは思ってませんでした。こういう軍隊トレーニング系で個人的に印象深い作品と言ったらビル・マーレイ主演の「パラダイス・アーミー」と「プライベート・ベンジャミン」です。「パラダイス・アーミー」はまあ痛快コメディーで今だと色々コンプライアンス問題あるかも知れない作品で「プライベート・ベンジャミン」はゴールディ・ホーン主演で前半は軍隊トレーニングでのコメディーですが後半は大分違う展開でフォレスト・ガンプっぽいというかゴールディ・ホーンの軍隊以後の人生をたどる作品となっていてこの時代には珍しい自立する女性像を描いた作品です。今作も軍隊トレーニング中の主人公と一般人女性の恋愛ストーリーだけどそれ以上に深い作品なのかなと思っていました。が、そうでもないけど良くできたストレートな作品なのかなと思います。まあキャスティングが最高ですね。若くてまだ胡散臭さが出てないリチャード・ギアと知性的で美しいデブラ・ウィンガー。それこそ同じくリチャード・ギア主演の「プリティ・ウーマン」も良くできた超ストレートな恋愛ストーリーでそれに比べるともうちょっと深みはあるけど結局エンディングのお約束シーンに向かって進むストーリーなんだなって思いました。もうちょっと違うエンディングだったらより深みが増した作品になったのかもなって思いました。あと思ったのはもしかしたら「トップガン」って今作を観たトニー・スコット監督が実際にジェット機に乗るシーンを加えてもっと８０年代っぽくセクシーにしたら面白いんでないって思って作ったんじゃないか、とか妄想しました。実際は知りませんがそうだったら面白いですね。
