Yui

愛と青春の旅だちのYuiのレビュー・感想・評価

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)
3.6
「リチャードギア、カッコいい」
という言葉を聞くたびに今まで疑問でしたが、本作を観てわかりました。

ギア様と呼ぶ人がこぞって口にする作品、それが本作「愛と青春の旅立ち」。

1982年は私は生きていないのでどんな時代の雰囲気だったのか知りませんが、当時の混沌とした感じと、人間臭さがぴったりハマって、すごく素敵な作品でした。

リチャードギアのキスエロいな。

リチャードギアがかっこいいと言われるのは、僕のクレジットカードでなんでも買っていい(byプリティウーマン)からではないんですね。

うん、ほんと、良かった。
きっと当時からしたらこの作品は衝撃作だったんじゃないかな?


ダスティンホフマンの卒業と同じように、若さ?特有の’もがき’がいいの。

今のようにスマホもなくSNSもない時代の話なので、それがまたほんと人間臭くていい。

目の前の人との繋がりが濃い。
「生きる」ことに必死に食いつく感じ。


みんな弱さを持っていて、共感もできる。

「僕には帰る場所がありません。」
「なんで相談してくれなかったんだ。僕は友達なのに。」

胸を打たれるシーンが多々あった。涙は垂れないけど目は滲む映画。

今更ですが、リチャードギアの魅力を知りました。


————


でも、こういう作品を見た後って心がモヤっとしちゃう。
「卒業」もそう。
だからある意味苦手な作品の部類。
心は満たされているはずなのになんだかモヤっとしちゃうのよね。
過去を懐かしむというかなんというか・・
Yui

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