まりか

愛と青春の旅だちのまりかのネタバレレビュー・内容・結末

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます


海軍の少尉だった父、バイロンは酒に溺れている上に女にだらしない生活を送っていた。その背中を見て育った主人公のザックはパイロットを目指すため、海軍航空士養成学校の入学を決意する。ザックはシアトルにあるレーニエ基地に海軍士官養成学校に入学をする。そこには鬼軍曹のフォーリーの厳しい指導の元、他の士官候補生達と共に過酷な訓練を受け始める。訓練をこなすザックは、休息日にパーティに参加をする。そこで、ポーラと出会い恋に落ちる。

アメリカの海軍って自由だな〜と思ったのが見終わった後の印象です。ザックとポーラとイチャイチャするシーンが多いと感じたからかもしれませんし、もう少し訓練のシーンがあっても良かった気がします。

とはいえザックが隠れて小遣い稼ぎをしていた事を、教官であるフォーリーにバレて厳しい罰を受けているシーンが良かった。フォーリーはザックに除隊を迫るが、「自分には行く所がない。」と弱音を吐いてから、徐々に成長するザックは本当に良かった。(訓練で新記録を叩き出すザックが皆に応援されながら、頑張る姿は印象的。)

個人的にはフォーリーとザックと同じ候補生で数少ない女性であるシーガーが好きでした。候補生を罵倒しながら指導をするフォーリーは何だかんだ言って、ザックのわがままを聞き入れる寛容さが素敵でした。シーガーは本当に卒業出来て良かった!この映画を観ていて、1番嬉しかった所です。

あとポーラやリネットのように玉の輿を狙って近づく人に少し違和感を感じましたが、上映されていた時代ではまた違った印象なのかなと思いました。思えば妊娠を偽ったリネットなりの言い分はあるので、何とも言えませんがシドが亡くなったシーンは複雑でした。

好きなシーン

・走り込みの最中にシーガー、ザック、シドがパイロットになるのは私だ!と言って教官に怒られるシーン。

・ザックの小遣い稼ぎ(ブーツやバックルを候補生に売っていた。)がバレた後、新しいバックルを欲しがっていたペリーマンにタダであげる所。

・訓練で上手くロープを使って壁に登れない、シーガーが休息日を返上して練習するシーン。(その後の訓練ではザックに教えて貰いながら出来たのも良かった。)

・卒業で候補生がフォーリーに敬礼をしていくシーン。

最終的にザックは無事に養成学校を卒業し、ポーラとも無事に結婚出来てハッピーエンドという感じだがこれからの未来が大丈夫なのかな?と勝手ながらに思いました。
まりか

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