BOB

地球最後の日のBOBのレビュー・感想・評価

地球最後の日(1951年製作の映画)
3.2
元祖隕石衝突パニック映画。

とある惑星が地球に衝突することが判明。米科学者グループが、地球を脱出するため、ロケット開発に取り組む。

🚀

現代版『ノアの方舟』のような隕石衝突シュミレーションドラマ。正直、ありきたりなストーリーだな〜と感じてはしまったが、逆に言うと、このジャンルの映画のプロットは既に完成している。本作から、『ディープインパクト』『アルマゲドン』『グリーンランド』『ドント・ルック・アップ』etcと、現代まで続く映画の1ジャンルが形成されていったのだと思うと、感慨深いものがある。

特撮がGood。特に、津波や暴風による都市破壊描写と、逆スキー・ジャンプのようなロケット打ち上げ描写は、なかなか見応えがあった。惑星のマットペイントも、手作りならではの温かみがあって好きだった。

移住先の惑星が、地球に衝突する惑星の姉妹惑星という設定が面白い。ひょいと乗り換えました、みたいなお気楽さが笑える。ロケットに着陸装置が備わっておらず、端から不時着前提であることも、現代ではお目にかかることのできない珍景だった。

201
BOB

BOB