kuu

1984のkuuのレビュー・感想・評価

1984(1956年製作の映画)
5.0
2+2=5◎



1956年制作
監督は『八十日間世界一周』のマイケル・アンダーソン
原作はジョージ・オーウェルの同名小説

核戦争(第三次世界大戦)後の世界を描いた作品です

1984年世界はオセアニア・ユーラシア・イースタシアの3国に分割統治されています
それぞれの国は支配層の特権維持のために故意に戦争を続けます
この映画はオセアニアにある「エアストリップ・ワン」という旧英国のロンドンが舞台です

人々は家や町の随所にあるテレスクリーンという双方向テレビジョンと隠しマイクで常に監視されています
戦争と無知は讃えられ自由は否定される恐ろしい世の中です
読書だけでなく日記を書くことも禁止されます
自由恋愛も禁止です
政府に都合の悪い記録は抹消され、古い言葉は新しく作り替えられてしまいます

イカのペーパーウェイトがテレスクリーンと重なり、イカは宇宙人も連想させるので不気味でした
最初に誘惑するのはいつも女性ですね…そこにも理不尽を感じました
洗脳と拷問はセットです…ゾッとします

子供の頃デヴィッド・ボウイの同名楽曲で小説の存在を知りました
1956年版は初鑑賞です🔰今度1984年版を再鑑賞したいと思います
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