NOBU

名もなきアフリカの地でのNOBUのレビュー・感想・評価

名もなきアフリカの地で(2001年製作の映画)
4.0
ドイツ人でありながらユダヤ系ということで、迫害を恐れアフリカで過ごす父、母と娘の慣れない環境で受け入れていく姿が丁寧に描かれている。それぞれの祖国ドイツへの認識は様々。そして、家族の縺れはどの国の家庭にもあること。しかし、重要なことは、アフリカが舞台でありながらユダヤ人のヨーロッパでの立場が明確に描かれている。レギーナのアフリカ文化を純粋に受け入れていく姿が美しい。「違いは素晴らしいこと」この台詞の一言にこの映画の全てが表れている。
NOBU

NOBU