わだげんた

陽炎のわだげんたのレビュー・感想・評価

陽炎(1991年製作の映画)
3.0
往生しなっせ!

なんとなくこれまで敬遠してた五社英雄監作品。『鬼龍院花子の生涯』くらいかな。観たの。

春日太一の著作を読んだりして、五社監督が何だか無茶苦茶な人物だと言うことはわかったものの、何となく作品を観るまでには至らず。そんな中この映画を観たのは。。。

この間、他の作品を中古ビデオ観てたら、冒頭にこの映画の予告が入ってたんですが、それに度肝抜かれまして。

だって、音楽がブレードランナーなんだもん(笑)

で、本編でも使われてるんだろうか? との興味から観始めると。。。

なんかあんまり評判良くないみたいですけど、結構面白かったです(*^^*)

¨不知火おりん¨は流しの女胴師。大阪仕事で呼ばれたけれど、そこで偶然義理の弟・市太郎と再会。

弟は継いだはずの料亭を借金のかたに取られてしまっていた。

おりんは料亭を取り返すために熊本に向かうが、そこで出会ったのは因縁の相手で。。。

ってお話。

五社作品と言えばヌードですが、この作品でも色っぽい女優さんたちが惜しげもなく脱ぎまくってくれてます。
まあ、美しいヌードであんまりエロくはないですけどね。

この映画製作当時大活躍だった奥山和義がプロデューサーなんですが、作品を観た後にこの作品について語ってるインタビューを読みました。

「平坦で盛り上がりにかける」 とこの作品について語ってましたが、そんなこともないんじゃない? って思いました。他の五社作品に比べると、ってことかな。

出演してる荻野目慶子さんはこの映画のオファー受けたとき、トラブルで雲隠れしてたのを、奥山さんが口説いて出演させた、ってエピソードは面白かったです。
荻野目慶子さん、めんどくさそうだもんな(^_^;)

本編でブレードランナーの音楽が使われてるかどうかは。。。ぜひ確かめて観てください(笑)
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