Jimmy

ジャグラー/ニューヨーク25時のJimmyのレビュー・感想・評価

4.0
初見は1980年8月名画座(池袋テアトルダイヤ)、VHSレンタルして43年ぶりに鑑賞🎥

ニューヨークのブロンクス地区は怖くて近づけなかったエリアだが、そこを舞台に、娘を誘拐された元警官が犯人逮捕に走って走って走りまくり、暴走しながらも「娘への思い」が伝わって来るアクション映画の佳作🙂

ダンプ運転手をしている元警官ジョン・ボイド(ジェームス・ブローリン)が、娘キャシー15歳の誕生日に娘思いの言葉をかけた朝。
娘の通学途中まで2人で歩いて別れた時、キャシーが富豪の娘と間違えられて男に誘拐されてしまう。遠くからそれを見た父親ジョン・ボイドは走りまくったり、タクシーや他人の車で必死に犯人を追いかけるが……といった導入部から躍動感あり。
観ていて、とっても楽しい(^o^)/

映画『ゴッドファーザー』でクレメンザを演じていたリチャード・カステラーノが、本作ではトネリ警部補をユニークなキャラを見せながら演じている。
『ゴッドファーザー』では裏切り者ポーリーを殺す時、「銃は置いていけ、カノーリは持ってきてくれ」という名ゼリフを言うなどして名演だったが、あの時はマフィアの腹心だったのに本作では警察側…(^^)
名優である。

映画館のスクリーンで観た時には気付かなかったが、自分の土地が奪われて黒人とプエルトリコ人に対して「奴らは、98.6度の熱さだから…」という日本語字幕があったが、これはニューヨークでは温度を[華氏]で言うから。
スクリーンでの日本語字幕は右側に縦書きでのスーパーインポーズだったと記憶しているが、このセリフの記憶なく、もしかしたら日本上映だったので温度を[摂氏]表記に変えたかも知れない。
ただ、今後、本作を映画館バージョンで再確認できるかは疑問🤔

今回、VHSで観たが、邦題が『ナイト・オブ・ジャグラー ジャグラー25時』との表記。
日本公開時での邦題は『ジャグラー ニューヨーク25時』、映画館で買ったパンフレットを久しぶりに眺めてみたい。

こうした面白い映画が日本ではDVD化されずにVHSどまりなのが、本当に勿体ない話である (^^;
Jimmy

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