トランスマスター

チャイナ・シンドロームのトランスマスターのレビュー・感想・評価

チャイナ・シンドローム(1979年製作の映画)
3.0
#121 アメリカから見て地球の裏側は中国

野心溢れるニュースキャスターとマイケル・ダグラス演じるフリーカメラマンが原発への潜入取材中にトラブルが発生。その現場を盗撮したスクープも局の上層部の圧力により公開できない事態になる。原発の責任者はその事故が杜撰な管理である証拠をつかむが・・・・。

◆良い点/注目ポイント
・タイトルの『チャイナ・シンドローム』の意味は本作を見るまで内緒です。
・原子炉のメルトダウン寸前の事故でも隠ぺいする体質や外部機関の監査や定期点検の状況、原発のセキュリティや安全対策など説明が大変な部分も映画というエンタメの力でお茶の間レベルにわかりやすく解説している点がポイントです。
・マスコミも電力会社や建設会社などの大口の広告主に及び越しなる点も徹底した資本主義国家ならではの描き方です。
・主演キャスターのジェーン・フォンダはエイミー・アダムスに似ています。

◆改善点
・なし。

◆総括こ
・この作品が全米で公開した日から12日後にスリーマイル島原発事故が発生。
さらにジェーン・フォンダは映画公開後に反原発のロビー活動を行っています。

ここからは私の個人的な推測です・・・
反原発で一番恩恵を受ける企業→石油関連企業。
『チャイナ・シンドローム』が火力発電に切り替えさせる世論操作のためにロックフェラー一族が創業した石油メジャー企業群とソニーピクチャーズに買収される前のコロンビア映画が手を組んで作ったプロパガンダ映画だとしたらその封切り直後に発生した【スリーマイル島の原発事故】は偶然なのか必然だったのか?

「信じるか信じないかはあなた次第です!」

-2020年 121本目-