ゆめたろう

ゴジラのゆめたろうのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1984年製作の映画)
3.0
巨大フナムシから幕を開けた際は、なんて景気の良いものを見せてくれるかと期待したが、その後は消化不良が延々と続いた。

当時の米ソ冷戦の時代背景もあり、総理大臣が非核三原則を高らかに提言する場面は被爆国の日本の立場としては至極真っ当なのだが、いかんせんこの総理のキャラクターが説教くさくてたまらん。

謎のしんみりエンディングでみせた総理の潤んだ瞳は、寸止めにつぐ寸止めで物語のカタルシスを最後まで拒否したゆえの我慢プレイの結果のよう。色々と萎えてしまった。