のく

ゴジラののくのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1984年製作の映画)
5.0
本作のゴジラは人智を超えた生物として描かれていて好きです。撃退方法も科学兵器ではなく、生物の本能を逆手にとった方法で、ラストのゴジラの姿には哀愁を感じます。

ゴジラのデザインも好きです。着ぐるみとサイボットで顔が違いすぎますが(そこが好きなんですが)、サイボットの表情や動きは生物らしさと不気味さを十分に表現していると思います。着ぐるみは歩行時に背ビレが揺れるのが好きですね、これはミレニアム以降やハリウッド版にはない表現です。中野昭慶監督の爆発シーンも圧倒的で、ゴジラが炎に包まれたり素晴らしいです。

小六禮次郎のスコアも、ゴジラと、それに翻弄されつつ立ち向かう人間を表現していて良いですね。ラストの歌は御愛嬌ですが、何故か最後まで聴いてしまいます。
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