オーウェン

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつのオーウェンのレビュー・感想・評価

3.6
ビートルズになる前のジョン・レノン。
案外知らなかった事実を通して見えてくるのは、とても繊細でナイーブな男だということ。

離れて暮らす実母と一緒に暮らす伯母。
この矛盾はジョンの特異な過去にある。その秘密によって縛られていたものからの脱却。
そしてギターとの出会いがすべてを変える。

ジョン・レノン自体というよりも二人の母親が印象に残る。
強気ながらもそれは辛い過去ゆえのミミ・スミスと、陽気で奔放なジュリア。
この演じ分けがジョン・レノンを形作っている。

ビートルズになる前なのでビートルズ関連の音楽は流れないが、それ以前のプレスリーだとかやはりロックが世に出てきた時代だった。
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