スギノイチ

夜霧のブルースのスギノイチのレビュー・感想・評価

夜霧のブルース(1963年製作の映画)
3.0
冒頭、山茶花究のアジトに殴り込んだ裕次郎の口から、ツラツラと恨み節が回想される…という変わった構成。
暴力団を抜けようとする青年とカタギの娘によるメロドラマだが、ヤクザも絡んでくる。
裕次郎と浅丘ルリ子のイチャつきパートが長いが、その四畳半の暮らしには後のロマンポルノに出てくるカップルたちの萌芽を感じた。

悪役は小池朝雄だが、「組を抜けるなら、鉄砲玉になるかお前の恋人を抱かせるか選べ」という選択肢がしょーもなさすぎる。
ただ、一貫して反ヤクザな作りなのでこうなったのかも。
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