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マレーナのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

マレーナ(2000年製作の映画)
3.3
舞台は第2次世界大戦中から戦後にかけてのイタリア・シチリア島。
村一番の美貌を持つ若妻マレーナ(モニカ・ベルッチ)が辿る悲劇的な人生を思春期の少年レナート(ジュゼッペ・スルファーロ)の目を通してノスタルジックに描く。
ヒロインを演じたモニカ・ベルッチの出世作。
監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ。
音楽はエンニオ・モリコーネ。
原題:Malèna)は、(2000)

~脇役~
①マレーナの家族
・夫ニーノ( ガエタノ・アロニカ)
・父 (ピエトロ・ノタリアーニ):耳の悪いラテン語教師。

②少年レナートの家族
・父( ルチアーノ・フェデリコ)
・母( マティルデ・ピアナ)

③その他
・空軍の若い中尉
・歯科医
・弁護士

夫を愛する美貌の未亡人がその美しさゆえに身を落としていく物語です。
転落の原因は戦争ですが、背後には男たちの愛欲やおかみさんたちの羨望(嫉妬)があります。
肉感的な体型のモニカ・ベルッチはいかにもイタリア人好み。
序盤から中盤に描かれる思春期の少年の性行動や父親の反応もイタリア的。
モニカ・ベルッチにお熱をあげ彼女を見つめるだけで救えない少年は、只一人の理解者として、最後に成長したところを見せ、映画は美しいシーンで終わります。
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