きょむ

美女と野獣のきょむのネタバレレビュー・内容・結末

美女と野獣(1991年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

美女と野獣は正直話もよく知らなくて、王子が野獣に変えられてベルと出会い愛を知って元に戻る的なふわっと知識だった。
王子、傲慢なやつだったんか。知らんかったよ、野獣に変えられるのは可哀想ではあるけどさ。可哀想なのは召使たち。傲慢に育てたからといって10年もポットとか燭台にされて。可哀想に。
話としては、今までに見たシンデレラとか白雪姫より王子のキャラがたってるなって。
見た目が野獣だからってのもあるけど、ちゃんと優しく紳士にしないとベルに振り向いてもらえないところとか。
ベルも気が強いから、ツンデレすぎて素直になれない王子と対等に言い合いしたりするんだもん。
さすが90年代、そろそろ現代的な姫王子像になってきてるってことかなあ。
そしてガストンよ、何というかうぬぼれもここまでくるとほんと哀れ。
田舎育ちのせいで、まわりからかっこいい素敵って昔から持ち上げられすぎたんだろうなあ、可哀想に。
ベルに明らかに嫌われてるのに、全く気付いてないのもすごい。
王子と姫の関係性としては、ディズニーの中でも好きなほう。
少女漫画にありそうな関係というか、王子が一方的に見そめて姫が応えるだけじゃなくて、王子がアタックしても時間をかけて一緒に過ごして内面も好きになってから結婚する感じ。
ベルが気が強くて不思議ちゃんなところとか、王子がツンデレでちょくちょく召使たちに注意されてしょげてるのも可愛かったし。
だからこそ、ラストで人間に戻るのがちょい萎えるというか。
もともと人間だったんだから、戻らないとハッピーエンドにはならないのは分かるけど、今まで野獣の姿でずっと見てきてるもんだから誰だお前ってなっちゃう。
もともと野獣の姿で生まれてきて、そのままベルに好かれて、とかならもっと好きだったかも。
ラストの舞踏会も、王子の人間姿に馴染みが無さ過ぎて。
でも個人的にはすごい曲も良いし面白かった。プリンセスのベルも好きだな、本好きなところとか。もともと名家出身じゃなくて、めっちゃ庶民なの良いよね。有名な黄色のドレスがめちゃくちゃ似合う。
美人だけど、本ばっか読んで不思議ちゃん扱いされてて、パパも自称発明家とかいう不思議パパなとことか。パパも不思議ちゃんだから理解が早いんだよ、さすが。
曲も好きだったし、ルミエール達周りのキャラも好きだし、王子もベルもパパも好きだし。ガストンも曲は好きなんだよな。
きょむ

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