弟二郎

コマンダンテの弟二郎のレビュー・感想・評価

コマンダンテ(2003年製作の映画)
4.3
事実のニュアンスを完全に把握できる可能性など皆無。当事者の証言も少なからぬ誤認を含むしましてや第三者の証言など。編集者の意向も大。しかしそれでもせめて当事者の証言の断片の匂いを嗅ぐことで日常に降り積もる情報の偏りを感じていたいと思う。

カストロに西側映画を語らせるオリバーストーン。カストロの口から語られるゲバラ。歴史的映像資料。取材制限や編集の可能性を加味しても人々の表情が明るい。少なくともアクト・オブ・キリングの国より。でもそれでもやっぱ西のが好きなんだよなあ。色々と不平不満もございますが。
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