ゆみモン

青べか物語のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

青べか物語(1962年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作は山本周五郎の小説「青べか物語」。
森繁久彌演じる、小説家の先生が、人生に刺激を与えるために、東京からほど近い浦粕(浦安がモデル?)の街で暮らす中で観察した人々の群像劇。「青べか」とは、先生が漁師に売りつけられた青く塗られた小舟のこと。

浦粕に暮らす人々は、ほとんどが貧しく、学問もなく、上品ではない。からかい合ったりふざけたり、仲が良いのか悪いのかわからない近隣付き合いだ。
住民たちの数々のエピソードは、笑えるものや切ないもの…様々だ。
コメディのようではあるが、個性的芸達者な名優たちの演技力で、しみじみと魅せられた。