このレビューはネタバレを含みます
親子関係がうまくいってない母娘が、あることをきっかけに入れ替わるというお話。
ストーリー自体はよくある話で、親は子の気持ちが理解できないし、子どもも親の気持ちはわからない。
こういうのって、やっぱり経験していないと理解できないから、ほんとは親が娘の気持ちを理解するのが正解なんじゃないかなと思う。かっては子どもだったわけだし。
ただ大人になると若者の怖いもの知らずなところが、大切に思えば思うほど心配になってしまう。大人の言うこと聞いとけば失敗は少ないとおせっかいをやく気持ちも当たり前だ思う。
観ていて、ラスト近くのバンドの予選のあたりから、目頭がうるうるしてきた。やはり理解しようとするのは大切だと思う。ただわからないと拒否るんではダメなんだよねえ。
ただオロオロとする母親。舞台袖で演奏する娘。あそこのシーンはかっこよかった。
母親にも頼もしく誇らしくうつったことだろう。
しかし、アメリカの映画だからか、ディズニーだからかわからないけど、堅物の親とティーンエイジャーがわかり合うのに、必ずと言っていいほど、若さのはちゃめちゃさを大人が受け入れる展開が多い。
これはやはり、大人がかっては若者であったんだから、って考えなのかな。
なんでもどんちゃん騒ぎで解決するのは少しストーリーとして浅いかなあとは、思う。
ところで、ジェイクの下唇下のひげはなんだ。あれは受け付けないなあ。
カッコ良いという設定で、容貌もまあまあかっこいいけど、やってることはあんまりカッコ良くなくて面白かった。
軽く観られて感動する映画。
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