ぱっと見瑞々しい一夏ものなのだが初恋と失恋から病に倒れる高齢期まで人生が映っている
結婚式出産から始まって葬式で終わる
「映画は人生を映す鏡だ」とか、「映画が発明されて人生が3倍になった」とセリフで…
小さなヤンヤンのつぶらな瞳は監視カメラのように真っ直ぐ世界を映し出す。昔の恋人と青春のやり直し熱海旅館。何度やり直しても結果は同じだった。どれだけ大人になっても、会っていると子供に戻ってしまう相手。…
>>続きを読む3年前ぶり2回目の鑑賞
前回見た時との感じ方がいい意味で全く異なり、3年の間に自分自身が大きく変わったことを改めて実感した。
映画の中に流れる、言葉に表すことができない親密な時間。何度でも繰り返…
映画館で初めて観た。35mmで観られる喜び。円熟味を増したエドワードヤンは、どこかかつての彼自身の作品をリミックスするかのように、台北の文教地区の高級マンションに暮らすある家族のひと夏の様子を通じ、…
>>続きを読む私が信じたい/信じているものが詰まっていた。
「お互い何が見えているか分からないとしたら、どうやってそれを教えあうの?」
人間は絶対的に"独り"だ。それでも「自分では見られないでしょ」と言って背中…
前からだけ見てると半分しか見えない……
その通りなのだけど、無垢なヤンヤンが言うと、なぜか哲学的に響く。
ヤンヤン目線の映画かと思ったら、お父さんやお姉さんを軸とする家族の物語だった。ある意味、波…
あまりにも美しく、優しい物語。群像劇の中で確執を抱える各々や、それぞれ二組の物語が入り組みながら進んでいくのは「獨立時代」でも描かれていたが、本作ではそこにさらにヤンヤン、ティンティン、NJの世代…
>>続きを読む最後の最後のあのシーンに涙する。それまでの日常の悲喜こもごもはとにかく長いけれど、どれも不要なものではなかったのだと気付かされる。
移ろいが激しい真夏の空模様のような映画だった。からっとした青春とコ…