2000年。原題は『1、それから2』。特別なことは何も語らないし、何もしていないよ、と言いたげな顔つきで、信じられないほど深く、高く、すごいことをしていて、それが170分、ずっと続く。誇張ではなく、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ゴミ捨て場の前で倒れて意識不明になったおばあちゃんにつきっきりの女子高生のティンティン。おばあちゃん、私はゴミを出し忘れたのと彼女は自分を責め続ける。私眠れないよ。そして次のカットでは授業中に眠って…
>>続きを読むテーマが膨大
こんなにたくさんの境地にたった3時間で辿り着けないよ。俺にはわからないことばかりで、映画の中だけが年を取っていく。
でも涙が止まらない。ほんの少し共有できただけで、この映画が偉大だと感…
「自分では見られないでしょ」
自分の後ろ姿すら、見られない。写真や鏡にうつされた状態が限界。
ヤンヤンのお父さん、見かけは普通なのに、あの色気は何…と、うっとりしていたから、もだもだとやるせないあ…
人生は辛いことや嘘ばかりだよな、まったく。誰かと誰かが出会えばすぐさま軋轢が生まれ、子が生まれれば煩わされ、そして死ねば多分誰かしらが悲しむ。それでもなにかに誠実であろうとすることの難しさ。腐らずに…
>>続きを読むまだしっかりと咀嚼しきれてないのですが、ある家族のひとりひとりが抱える苦悩やままならなさ、浮き沈みを映し出す事で、人生について考えさせられる、味わいと深みのある作品でした。
「ヤンヤン 夏の思い出…