エドワード・ヤン監督の遺作。
1シーンごとにヤン監督の生前の経験によるものであろう人生観が込められているように感じ、三時間弱という長編でありながらワンカットも無駄のない見ごたえのある作品だった。
人…
アジア映画!見応え抜群〜
「"真実の半分だけ"ってあるの?」「物事は複雑ではない、複雑に見えるだけ」
この二つのセリフがこの映画を表しているように読めた。
家族群像を描く中で、ガラス越しだったり(…
傑作
家族はそれぞれにそれなりに生活をしていくが
決して離れることはできず
そこに存在し続けることから逃げられない
メインの登場人物ではない人たちの
人生さへもそれぞれの家族から
逃げられず暴走して…
2017年初映画。これが遺作なのが実に遺憾。ヤンヤンがささやかながらにも求道的で、妖精みたいな存在自体が神話的でもある。
2回目の鑑賞はスクリーンで観れて、やはり映画はスクリーンで観るものだな、と…
再)「エドワード・ヤンの遺作」ただそれだけでも個人的には傑作というレッテルを貼りたいぐらいだ。カットも構図も、そして相変わらずのガラスの使い方、スパイスとしてのゾッとさせる演出もエドワード・ヤンが…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
画面上が常に豊かなのはもちろん、カメラの後ろ側の景色が窓ガラスなどに反射していたり、画面外の交通音やら人々の話す声やらが聞こえたりします。そのため、主人公たちにも、動き続けているモブや車の運転手たち…
>>続きを読む「映画は人生を3倍にする」
何て素敵な言葉。
エドワード・ヤン監督の作品はこれしか観たことないけど、もう溜息が出るほどのセンス。
冒頭から一瞬で引き込まれる。どこを取っても完璧な構図、美しすぎるフ…
長い映画であったけれど、引き込まれた。
良い小説を読んだ後のような気持ちがする。随所に散りばめられた魅せられるカット、聞かせるメロディ、心地良い陶酔感だ。
名言もいっぱい!!(いい話が多いということ…
2回目@Bunkamura 210410
再見、傑作。
窓に反射する人物、街並み、光、素晴らしい。
隣家が夜中に怒鳴りあって喧嘩するシーンで、窓の遮光をした途端に街並みの光が映るショットに鳥肌。
映…